なんかダサいCG作品を色で改善する方法

なんかダサいCG作品を色で改善する方法

前回、素晴らしいモデリングや
テクスチャリング、ライティングを施しても、
微妙な作品に仕上がってしまった時の
原因と改善方法を紹介した。

前回のカメラの調整に加え、
今回はの調整で3DCG作品の見た目をアップさせる
改善方法を紹介したいと思う。

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コントラストを明確にする

モノクロ

色の調整で3DCG作品のクオリティアップを計るには、
コントラストを明確にする必要がある。

色のメリハリとでも言っておこう。

色を決める

ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3色を基本に
3DCG制作を行おう。

しかも、コントラストを明確にしたカラーを意識しよう。

たとえ、カメラの焦点を合わせていても、
コントラストがなければ、目立たなくなるからだ。

効果例

A. コントラストを明確にした3DCG作品
ball
B. コントラストが無い3DCG作品
underground

上記の3DCG作品は僕のポートフォリオサイトに掲載されている。https://yosukeinoue.myportfolio.com/

Aの作品は元から用意されているクリスタル型のオブジェクトと
平面オブジェクトを床代わりにしただけの作品だ。

しかし、配色とコントラストを意識している作品の為、
しっかりとユーザーの視線を引きつける事が出来る。

一方、Bの作品はどうだろうか。

Aに比べるとかなり手の混んだ地下道のCG作品である。
複雑な形状のパイプから様々な種類のテクスチャ、
質感を意識したマテリアル設定。

しかし、ユーザーの視線をコントロールする事は出来ない。

おそらく、ユーザーの視線は泳ぐだろう。
それは、コントラストが無いからだ。
全体として似たような配色になっており、
全てが沈んでいると言って良いだろう。

配色とコントラストを意識するだけで、
CG作品の印象はガラッと変わるのだ。

配色は数字で見る

コード

数字だからこそ明確な表現が出来る

配色は数字である。

デザイナーならご存知だと思うが、
RGBやHSV、又、DTPであればCMYK。

デジタル世界で色は全て数字で表されている。

感覚に頼るのやめたほうがよい。

配色に関するサイトや書籍もたくさん用意されている。

例えば、Palettonというサイトでは、
自分が使いたい色の数値を入力すると、
それに合った配色を表示してくれる便利なサイトだ。

Platton

また、書籍も有効だ。

この書籍はデザイン界では今かなり有名な書籍となっている。

「ビジネス」「アンティーク」など、
テーマごとに配色が紹介されている。(全部で127テーマ)

書店に足を運ぶと新刊本などと一緒に置かれたりもしている程だ。

デザイナーだでなく、資料作りなどをする事務方にもおすすめ出来る。

配色難民

とにかく配色は悩むのだ。

どれだけ参考書やWebサイトを頼りに配色を設定してもだ。

それは、配色に正解はないからである。

しかも、人の目を引き、キレイに感じる配色は
それ程多いわけではない。

色を知りたいデザイナーが非常に多いのも
これに起因するだろう。

そして、「もっと良い色は無いか?」と徘徊するのだ。

残念ながら解決方法は今の所はない。

色は最大の情報

目

人間の心理までも動かしてしまう。

色は見た目だけではない。印象も与える。

飲食店で青色を全面に押し出すと、確実に食欲はわかない。

リラクゼーションサロンで真っ赤な部屋に入れられたら、
リラクゼーションの効果はないだろう。逆に興奮状態になる。

だから、色は人の視線だけでなく、
見る人の感情までもコントロール出来てしまうので、
自分の作品、作風、そして、
目を引くコントラストを意識した配色しないといけないのだ。

情報量が多いので多用出来ない

色の情報は膨大だ。

だから、あれもこれもと使うと、
結局目立たなくなる。

もしくは見てる方が疲れてしまう。

とにかく3以内に抑えよう。

3色以内で、しかも人の目を引き、コントラストを目立たせる。

だから、配色は非常に難しいのだ。

まとめ

いかがだっただろうか。

色は非常に奥が深い。
膨大な量の色がある。

しかし、使える量は決まっている。

全ての色を使うのは難しい。
おそらく、人間が美しく感じ、目を引く配色というのは
限られているのではないだろうか。

あなたのCG作品にも是非配色を意識してほしい。

そして、カメラと色を組み合わせて
素晴らしいCG作品を制作してほしい。