【Twitch配信】N Airでゲーム配信時に起きるトラブル10の解決法

【Twitch配信】N Airでゲーム配信時に起きるトラブル10の解決法

ゲーム配信サイトと言えば、世界ではAmazonが運営する「Twitch」一強である。

日本ではドワンゴが運営する「ニコニコ動画」もしくは、Googleが運営する「YouTube Gaming」が一般的だろう。

そして、ゲーム配信に欠かせないのが配信ソフトだ。

ゲーム配信ソフトで有名なのが「OBS Studio」(無料)である。ほとんどのゲーム配信者がこの配信ソフトを使っていると言ってもいいだろう。

そして、2018年8月8日OBSをベースにした、生放送に便利な機能が豊富に組み込まれた高画質配信ソフトウェア「N Air」のβ版がniconicoから配信された。

もちろん無料だ。

N Air ダウンロードページへ

N Air – 生放送配信ソフトウェア

今まではニコニコ動画の配信専用ソフトだったが、今回のN AirからはTwitchやYouTube Gamingなどの他の動画配信サービスにも使用する事が出来るようになったのだ。

しかし、どの配信ソフトであっても、いざ配信を始めると必ずトラブルに見舞われる。

  • 動画が配信できない
  • 動画がカクつく
  • 配信が止まってしまう。

これらのトラブルの原因はCPUの使用率である。

そこで、TwitchでN Airを使ってゲーム配信をした時につまずくポイントやよく発生するトラブルの解決方法を10個紹介しよう。

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配信出来ない

今回はN Airのトラブルシューティングである。

N Airの使い方については下記のサイトを参考にしてほしい。

ニコ生以外で配信する場合はN Airにはログインしない様にしよう。N Airのログインはニコ生用だからである。

Twitch配信URLは?

おそらくN Airを使ってTwitchでゲーム配信をする際に一番最初につまずくのが配信URLの設定である。

以下が日本から配信する場合のTwitch配信URLだ。コピペして「URL」欄に貼り付けよう。

rtmp://live-tyo.twitch.tv/app/

nair設定

配信URLを入力する場所は、N Air配信画面上部にある「設定」を選択。

設定画面左の「配信」を選ぶと「URL」と「ストリームキー」がの入力欄が表示されるので「URL」欄に入力しよう。

OBS Studioであれば設定画面のドロップダウンメニューで「Twitch」を選択するだけで良いが、N Airの場合は自分で入力しなければならない。

Twitch配信URLはネットで調べてもなかなか出てこないので困った人も多いのではないだろうか。

URLに「live-tyo」とある様に東京サーバーが用意されている。

下記にTwitchの国別配信URLリストのページを紹介しておこう。英語の為ヘルプで調べてもなかなか辿り着くのが難しいページだ。

Twitchストリームキーはどこ?

配信URLの次はストリームキーが必要になる。

これはよくネットでも検索されている事だが、一応紹介しておこう。

twitch配信キー
赤枠が配信キーになる

Twitchのホームページを開く

  1. 画面右上部のプロフィールタブをクリック
  2. 「ビデオプロデューサー」もしくは「ダッシュボード」ページへ
  3. 画面左のダッシュボードウィンドウの「設定」欄の「チャンネル」を選択
  4. 配信キーが表示されるので「コピー」をすれば良い

動画がカクつく / 止まる(N Air編)

CPU使用率は65.9%である

動画がカクつくのはCPU使用率が高いからである。CPU使用率は上記画像の赤枠に表示されている。

CPU使用率は70%以内に抑えるのが良いとされている。しかし、筆者の感覚だとCPU使用率は50%以下には抑えたいと感じる。

N Air側でCPU使用率を下げる項目は6だ。

  1. ビットレート
  2. エンコーダープリセット
  3. キーフレーム
  4. 配信映像の解像度
  5. ダウンスケーリング
  6. フレーム(FPS)

ではCPU使用率を下げる設定を見てみよう。

ビットレート(kbps)

まずは配信画面の左上にある設定を選択しよう。

画面左の「出力」を選ぶ。そして「出力モード」を選び「詳細」に変更する。

N Air ビットレート

デフォルトではビットレートは「2500kbps」に設定されている。しかし720p/30FPSのHD動画で配信する場合は最低でも2000kbps以上に設定しよう

以下にTwitch側が推奨しているビットレートをまとめておこう。

1080p 60fps 1080p 30fps
解像度: 1080
ビットレート: 4500-6500 kbps
フレームレート: 60 or 50 fps
キーフレーム: 2
解像度: 1080
ビットレート: 3500-5000 kbps
フレームレート: 30 or 25 fps
キーフレーム: 2
720p 60fps 720p 30fps
解像度: 720
ビットレート: 3500 to 5000 kbps
フレームレート: 60 or 50 fps
キーフレーム: 2
解像度: 720
ビットレート: 2500 to 4000 kbps
フレームレート: 30 or 25 fps
キーフレーム: 2

ビットレートを下げれば下げるほどCPU使用率は下がるが、画質が低下する事に注意が必要だ。

派手なエフェクトや水しぶきなどの表現があると2000kbpsでは対処出来ない事もある。

逆に、テキストアドベンチャーなど動きがほとんど無いゲームであれば、1000kbps台であってもHD配信が可能な事もある。

現在発売されているゲームはSD画質にするとほぼテキストが読めない状態になるので、最低でも720p/30fpsは維持しよう。

キーフレーム

N Air キーフレーム
キーフレームは「2」に設定しよう。

「ビットレート」の次は「キーフレーム」である。

キーフレームは「2」に設定する事。

N Airのキーフレームはデフォルトでは「0」に設定されている。

しかし、「ビットレート」の項でも紹介した通り、Twitchはキーフレームを「2」に設定する事を推奨している。

また、OBS Studio配信者なら知っているだろうが、キーフレームは「2」に設定しないと配信出来ないと言われている。

ただ、筆者はN Airでキーフレーム「0」でも配信出来たが「2」に設定しておく事をおすすめする。

キーフレームは厳密にはCPUの使用率を下げる設定ではないが、手順的にここでキーフレームの紹介をしておいた。

エンコーダープリセット

N Air エンコーダープリセット

次は「エンコーダープリセット」である。

画像にある説明通り、プルダウンメニューの上にいくほどCPU使用率は下がる。(一番CPU使用率が低いのは「ultrafast」)

デフォルトでは「veryfast」が選択されているが、デフォルトのままで構わない。もし、どうしても配信がうまくいかないのであれば「superfast」を選択するのも良いだろう。

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配信映像の解像度

N Air 配信解像度

画面左の「映像」を選択し「配信の解像度」をクリックするとプルダウンメニューが表示されるので「HD配信用(1280×720)」を選択。

どうしてもCPU使用率が下がらないのであれば「HD配信」以外の選択肢もある。

しかし、先程も述べた通り今のゲームはSD画質にするとテキスト潰れたり、全体的にぼやけるのでSD画質での配信はおすすめ出来ない。

ダウンスケールフィルター

N Air ダウンスケール

ダウンスケールフィルターはデフォルトでは「ハイキュービック」だが、CPU使用率を下げたければ「バイリニア」に設定するのも選択肢の一つだ。

フレームレートの値を設定(FPS)

N Air FPS

フレームレート(FPS = フレームパーセカンド)は1秒間に何回絵を更新したかという意味だ。

上記の画像の場合「30」なので、1秒間に30回絵を更新したという事になる。このフレームレート(FPS)の数値が増えれば増える程、ゲームの描画はより滑らかになっていくが、その分CPU使用率も増えるのだ。

このフレームレート(FPS)は配信するゲームによって設定を変える方が良いだろう。

例えばコールオブデューティーやバトルフィールドといったFPS(ファーストパーソンシューティング)、ゴッド・オブ・ウォーなどのアクションゲーム、鉄拳などの対戦格闘などであれば60fpsを維持したい。

しかし、シュミレーションゲームやアドベンチャーゲームなど、ド派手なアクションやオンライン対戦を主軸としていないジャンルであれば30fpsでも十分である

動画がカクつく/ 止まる(ゲーム設定編)

N Air側での設定は十分にやったにも関わらずCPU使用率が高く配信動画がカクつくのであれば、ゲーム内設定に問題があるかもしれない。

ここではゲーム内設定でCPU使用率に影響を与える項目を紹介しておこう。

ビデオ設定

PCでゲームをプレイする大きな理由のひとつに、コンシューマー機では表現出来ないより美麗なグラフィックでゲームが出来る事にある。

しかし、これもまた配信時にCPU使用率を高くしていまいがちなのだ。

特に「影」「水」「反射」「アンチエイリアス」の設定が大きくPCに負荷を与えるのである。

スペックが比較的低いPCの場合でグラッフィックの質を下げるのであれば上記の4つを重点的に下げる必要が出てくるだろう。

FPSの上限値

「FPSの上限値」が設定出来るのもPCゲームの特徴のひとつだろう。これはどれだけPCに余力があっても上限値以上のFPSにはしないという設定項目である。(ないゲームもある)

多くのゲームの場合は60fpsや150fpsに設定されている。しかし、中にはデフォルトで「無制限」といったゲームもある。(リーグ・オブ・レジェンドなどがそうだ。)

無制限の場合、PCの余ったリソースを全て使ってでもFPS値を上昇させていってしまうのだ。

この「FPSの上限値」もゲームのジャンルで使い分けよう

基本的には最大で60fpsで良いだろう。

極端な例だが、テキストアドベンチャーゲームで999FPSを出しても意味がないのである。

配信などせず、アクションゲームをシングルでプレイするのであれば上限値120fpsに設定して楽しむのもありだ。

FPSの上限値の設定はコンシューマー機にはない設定なので、PCゲーム初心者の場合、意味が分からない事もあるだろう。

ゲームによって名称が違う「Foreground FPS」「Background FPS」などの表記がされている事もある。これらの名称の場合は「Foreground FPS」を設定すると改善する事がある。また「Background FPS」のみのゲームもある。

FPS制限の話

わわわゲームズ

まとめ

いかがだっただろうか。N AirによるTwitchのゲーム配信方法とCPU使用率の軽減をまとめると

  • Twitch配信URL: rtmp://live-tyo.twitch.tv/app/
  • ストリームキー: Twitchのダッシュボードウィンドウの「設定」→「チャンネル」で表示
  • ビットレート: 2000kbs以上
  • キーフレーム: 2
  • エンコーダープリセット: veryfast
  • 配信画像の解像度: HD配信(1280×720)
  • ダウンスケールフィルター: ハイキュービックもしくはバイリニア
  • フレームレートの値を設定(FPS): ジャンルによって使い分ける。最低でも30fps
  • ゲームのビデオ設定: 「水」「影」「反射」「アンチエイリアス」を下げる
  • ゲームのFPS上限値の設定: 最大60fps

これらの設定を調整する事でCPU使用率の軽減が見込まれるのだ。

基本的にゲーム配信などが一般的ではなかった5年以上前の低スペックPCでなければ、ゲーム配信は出来るのではないだろうか。

また、スペックが低いPCの場合、ゲーム配信をすると必然的にゲームの動作が少し重くなるのも事実だ。

CPU使用率を下げるという事は配信の質も下がる事になる。昨今の有名ゲームストリーマーは1080p60fpsで配信している。この高品質なゲーム配信を見ているユーザーからすると、配信の品質が悪いというだけでそっぽを向く可能性もあるわけだ。

どうしても配信が上手くいかないのであれば、録画をしてTwitchに動画をアップロードする事も視野に入れておこう。

基本的にはOBS Studioの設定とほぼ変わりはないが一応N Airの設定方法を紹介しておいた。